立春まで1週間ほどとなりました。
厳しい寒さは相変わらずですが、東京の青果売り場は春野菜に埋め尽くされています。
寒い冬も過ぎてゆこうとすれば、名残惜しさがあって。
この時期、冬と春の季節の素材を合わせて仕立てる楽しみがあります。
<材料>
金柑200g 金時ニンジン1本*300g 新ニンジン2本*260~300g
ピクルス液(酢・水各250ml はちみつ50g 塩10g)
好みでローリエ・粒胡椒・赤唐辛子
今回組み合わせたのは 冬の名残の金柑と金時ニンジン
そして、そろそろ市場に出回り始めた新ニンジンの三種。
ニンジンは5~7㎜角。4~5cm長さの棒状に切る。
金柑は半分に切って種を除く。
全部をざっくり混ぜながら、清潔な保存瓶に入れる。
ピクルス液を煮たてて、上から注ぎ。
粗熱が取れたら蓋をし、冷めるのを待てば、
冬の残り香に春色が広がるピクルスの出来上がり。
春人参のみずみずしい甘みと金柑の優しい甘酸っぱさを
はちみつの甘い香りが仲人して、優しい甘酸っぱさの保存漬けになりました。
寒い間は室温で二週間ほど保存できますが、
それでも、残り少なくなったら冷蔵庫で保存してください。
年が明け、庭のゆずはしっかり熟しました。
また、市場が動き出せばマーケットでも手ごろな値段で並ぶようになります。
ゆず茶は漬け込みに2週間ほど必要ですが、作るのは簡単。
清潔な保存瓶を用意して仕込んでみませんか?
<材料>
柚子 氷砂糖またはグラニュー糖 はちみつ
ゆずはきれいに洗ってヘタを取り、4等分し、皮と実に分ける。
皮は細切にし、実は種を除いてざく切り。
皮と実を合わせて重量を量り、80%の砂糖を用意する。
ゆず茶にはゆっくり溶け出る氷砂糖がベストだが、グラニュー糖でも大丈夫。
保存瓶をしっかり消毒し、柚子と砂糖を交互に重ね入れ、一番上は砂糖で覆う。
さらに重量の10%の蜂蜜を加え、柚子の香りを引き立てる
涼しい温度変化の少ないところで2週間漬けこめば、
砂糖もしっかり溶け、見目麗しいゆず茶の出来上がり。
シロップと果肉が均一に混ざるように大きく混ぜ、清潔な瓶に8割ほど詰め、煮沸脱気開始。
鍋にペーパータオルを1枚敷き、瓶をならべ、かぶるほどの水を注いで火にかける。
煮立ったらカタカタと瓶が小さく揺れる程度の弱火に。
蓋の隙間からぷつぷつと飛び出す気泡が出なくなるまで気長に2~30分煮沸して、乾いた布巾の上に取り出す。
冷めて蓋がぺこんと凹めば、脱気完了。
我が家では毎年、大小さまざま30本ほどの瓶詰めに仕立ててスタッフへ冬のギフトにします。
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