大好きなのに、
ご飯のおかずとしては
おっ、と立ち止まってしまう、
甘いサツマイモ。
焼き芋、干し芋、大学芋、ポタージュ、
味噌汁、天ぷら、スイーツなどなど。
何にしても大好きで。
さらにさらに、
お芋の炊き込みご飯はもっと好き。
なのに。
ご飯のお供には、
ちょいとばかり二の足をふむ。
今月のクラスで紹介した
柚子風味のサラダは、
ほのかな酸味と香りで
ご飯にもパンにも、なかなか。
なんて、自画自賛レシピ(笑)
とはいえ、
バターで食べるふかし芋
に勝るものはないかも。
と、山ほどいただいた芋を前に、
レシピを考え中(笑)。
爆睡したおかげで、
どうにかこうにか、通常運転。
ふううぅ・・・。
最近めっきり悪者になった砂糖。
消費量もかなり減っているそうで。
でも、砂糖が悪いのではなく、
使い方が問題、な、はず。
ジャム作りが大好きで。
数年前まで、ありとあらゆるものを
ジャムにしていた。
古典レシピに比べれば、
使う砂糖の量は
かなり少なかったけれど。
今はそれすら多すぎると感じるし。
十分甘い果物に、
さらに砂糖を足す意義も見いだせない。
今もジャムは作るけれど。
砂糖を使うことは、もうない。
でも、砂糖はある意味、即効性のある薬。
だから使いすぎれば副作用もある。
だから、問題はあくまでも、使い方。
だと思うのよね。
何が何だか。
ぐっすり9時間も眠ってしまった。
どうやら疲れていたらしい。
その自覚はもちろんあったのだけど。
連れ合い曰く。
「忙しいのに、家にも全然いなかった」
そうで。
外での用事も満載だったらしい。
次に何をするか。
ただそれしか考えていなかったので。
そっちの自覚はなかった(笑)。
どんな時でも、支えてくれるのは食。
何を食べるか。いつ食べるか。
どう食べるか。
この歳になって、
ようやく自分の体が少しわかってきた。
・・・・・ような気がする。
ま、今はまだ、眠ればすべては解決(笑)
雑誌や書籍のレシピでは、
スーパーなどで手に入りにくい
食材、調味料は使わないのが一般的。
だからというわけでもないけれど。
クラスではあえて国産にこだわって
普段あまり手にしないものを
紹介し、味比べを心がけている。
気に入れば購入すればいいし、
使いそうになければ、
味の記憶だけをとどめればいい。
魚醤は伝統的なものから
新しいものまで種類が豊富。
海に囲まれた日本ならでは、だろうか。
材料の違い、仕込み時間により、
塩分や味、香りの違いが面白い。
写真は先月の料理に使った、
山形のあみえび醤油。
2013年開発の新しい調味料で、
ようやく目にする機会が増えてきたところ。
甲殻類の旨味がグイっと押し寄せる
個性的な味わい。
皆さんのイメージはどうだったでしょうか。
私自身、大病の経験がないのだけど。
家族はそうでもなく。
身近には様々な病を見ては、きた。
発病するのと、しないのと。
いったい何が違うのか。
答えの出るわけもない、
問いだということは、
重々承知のうえ。
それでも、学び始めたのが東洋医学。
それはさておき。
自分がいつ病気になるのか。
なんてことはわかるはずもなく。
(ま、わかりたいとも思わないが)
心構えだけはしておこう。
と、付き添うたびに
思ったりもするのだけれど。
結局は、
Tomorrow is another day.よね。
Instagramで一足先にお知らせした、
寒天レシピの10刷りが届きました。
多くの本作りでは
編集者と意見を交わせ、戦いながら
内容を詰めていくものですが。
最初は、双方、全く別の方向を
見ていることが多々あり。
ま、それを乗り越える過程が
仕事としての最初の楽しみ。
こちらは編集者が大譲歩して下さって。
その分、かなりの責任を感じた
( そうは見えなかったでしょうが)
ハラハラ、ドキドキの一冊でした。
手に取ってくださった皆様
本当にありがとうございました。
そんな嬉しい朝。
今年初めての炒り塩作り。
水分の多い花藻塩をゆっくり炒り、
サラサラに乾燥させる、
焼き塩ではなく、炒り塩が、
我が家の味の基本の根本。
塩を炒っていると
なぜか心が穏やかに落ち着く。
心の根っこもここにある、のかも。
レシピ管理はパソコンでしている。
と、言いたいところ、なのだけど。
初期はMacでチョチョッと作った
データベースにまとめていた。
それはかなり使い勝手が良くて。
Windowsに変えた際、
どうしてもExcelになじめず。
知り合いにAccessで
ベースを作ってもらった。
のだけれど、人に頼ったおかげで
自分で細々修正しようとしても
一筋縄ではいかず。
パソコンを買い替えるうち、
バージョンも合わなくなり。
今はWordのまま散らかっている。
過去のレシピはさほど必要ではないから。
今もってそのまま雑多なのだけど。
ふと思いついて、
クラスのデザートに出している
その日の材料で思い付きで作る
賄い菓子のレシピをまとめたら、
これが結構面白い。
作ったその日の気持ち、状況が
レシピから思い出される。
日記よりさらに鮮明。
今週のクラスでは
私にとっては一月ならではの、
安納芋、栗、ゆずで作る
全粒強力粉の芥子の実ケーキ。
整理整頓してあれば、
新たな楽しみも生み出される、かな?
さてどうしたものか。
ちょいとばかり、あれこれあり。
あれは何年の出来事だったか。
ということを、
正確な年で示すことが続き。
西暦だったり、昭和(!)だったりで。
まあ、なんというか。
十年という単位の軽いこと。
その十年のただ中にいたときは、
果てない時間に思っていたのに。
良いか悪いか、は、さておき。
過ぎてみれば、
なんてことはない流れ。
はなも立派な五歳になり。
面白いほど、私たちと対等にいる。
できることなら。
共に暮らす、これからの時間が、
ゆっくり、ゆっくり、
すぎてゆきますように。
鏡開きといえば11日。
だったのは、いつの頃か。
今は大好きな小豆餡だけれど。
子供の頃はあの甘さが苦手で、
寒稽古の後にいただく
甘ったるい汁粉に四苦八苦した。
そんな記憶ばかり。
大人になってからは7日に開く。
鏡餅は伸し餅とともに、
近所の和菓子屋で調達するので、
7日を過ぎるとカビの気配が漂う。
不思議と今年はそれがなく。
その上、仕事場の鏡餅は
しっとり柔らかさが残る。
いつもならカンカン割り、
カビを削ぎ、干して揚げるのに、
1/3ほどは焼くだけでも頂けた。
不思議な鏡開き。
餅のストックも食べつくし、
すっきり、と思っていたのに。
連れ合いが餅を買ってきた。
なんで、また・・・・
・・・・・う~ん、あっ!
まだ汁粉を煮ていなかった。
しばし、餅生活は続きそう。
15年ほど前までは、
五段重に詰めるほど作っていたおせち。
三~四日かけても、
とにかく作るのが楽しくて仕方なかった。
最近はどう頑張っても二日。
それも、趣味のお稽古や買い物に
出かけたりしながらなので、
まあ、のんびりしたもの。
「普段かけない手間をかけ、
昔ながらの何の変哲もないおせちを
静かに作りながら、ひとりに浸る」
のが、私にとってのおせち作り。
作る時間を楽しく堪能できないなら、
おせちそのものは、
なくてもいいし、買ってもいい。
そう思っている。
ま、そんなことを言っても。
黒豆とキンカンは
毎年十二月の早い時期に煮、
瓶詰にして準備してしまうのだから、
やはり、必要なの、かも(笑)
三日に友人と集まるようになって数年。
この日で食べきるような量の加減、
この日までおいしい味の加減も
身についてしまったし。
もうしばらく作り続けるかなあ。