梅ジャムの続き。
季節の一番最後に届くのが露茜。
ウメとニホンスモモの交雑種。
スモモと見紛う深紅な大粒で
そのままガブリ、と、したい見目。
だが。よほど熟さない限り、
ウメ独特のえぐみがあり、やはり加工用。
もう何年も、甘い酒を嗜まなくなり。
製菓のリキュールや
料理の調味に使うのみなので。
毎年仕込むことは無いのだが。
久しぶりに、露茜で1ℓつけた。
美しい色を滲出させるには
果肉を露出させると手っ取り早いので、
深く切り目を入れる。
美しい茜色ははかなく。
2年も寝かせると色褪せてゆくが、おいしさに変わりはない。
漬かりゆく麗しい姿を愛でるのも、数年に一度の楽しみ。
露茜も完熟させるに限るが。
気温の乱高下の中届いたそれは。
所々、あたりが多く。
数日置くのも憚かられ、即調理。
ジャム用は3時間ほど水に放ち。
果肉を削ぎ取る。
これはほとんどをギフトにするので。
控えめではあるけれど、
私には珍しい、ほどほど甘い仕立て。
17%の砂糖、10%の蜂蜜で煮る。
まあ、これでも市販品に比べれば
あっさりしたもので。
完熟梅にもこの程度の甘味を加えると家族は喜ぶ(笑)
差し上げやすいよう、
小瓶に詰めるのもいつも通り。
自家用は350ml瓶1本。
味見用と冷菓の材料になる予定。
どうしても作っておきたいのが。
瓶で作るコンポート。
青梅に比べ、果肉が多く柔らかなので、
加温中の温度管理が難しく。
大抵ははじけてしまうが。
シロップに浸った姿はほれぼれ。
食べるのは家族だけなので。
まあ、よしということで。
さて、次は青梅。
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