さて、昨日の続き。
つけ汁や煮汁は
無理に使い切る必要はないけれど。
使い切れれば、
少しだけ心が軽やかになる。
それに。使い慣れれば、
野菜や肉の旨味が溶け込んだ、
便利な合わせ調味料のひとつで。
ざざっと、流す気にもなれない。
まあ、それでも。
気ぜわしいときは面倒が先に立つ。
気持ちに余白があるときに、楽しめるなら、試してほしいなあ。
■鶏肉と夏野菜の穏やか酢煮
鶏もも肉1枚*300g
玉ねぎ1個 ピーマン3個
ナス2本 ニンニク1/2かけ
塩・コショウ・豆板醤少々
オリーブ油大さじ1
さっぱり煮豚の煮汁300ml
①鶏肉は一口大に切って塩コショウをする。
②野菜は食べやすい大きさに切る。
③油で①を焼き、にじんだ脂を少しふき取る。
④②を加えてざっと炒め、さっぱり煮豚の煮汁と豆板醤を加える。
⑤大きく混ぜながら、汁が煮詰まるまで5分ほど煮る。味を見て塩で整える。
すでに三廻り目の酢醤油だから、酸味は究極にまろやか。
醤油の塩気もかなり抜けているので、塩で味を調えるのが肝。
片栗粉でとじれば、甘酢あんかけ風。
まだ少しばかり残っていたので、
半端物同士ということで。
■小松菜の根っこの酢煮
小松菜の根っこ1把分*140g
さっぱり煮豚の煮汁の残り50ml
塩胡麻小さじ1/2
①小松菜は根の部分を切り落としてひげ根を除き、半分に切って水に放って汚れを落とす。詳しくはこちらを参照。
②煮汁と鍋に入れ、水大さじ1を加えて柔らかくなるまで煮る。塩味が薄いので、塩胡麻をひねって散らす。
最初、煮汁が少なく感じるが、小松菜から水分が出て、煮ているうちにかぶる程になるので水は足しすぎない方がいい。
強めの中火で汁気が少なくなるまで3~4分煮れば食べごろ。
使い切ることに正解はないし、その必要もないかもしれないが。
自分で仕込む醤油や酢の成り行きを考えると、
多くの時間と手間の結実を一滴すら無駄にしたくない。
との気持ちが先に立ってしまう。
とはいえ。
毎回優等生ではいられないから、あくまでも気楽に、ね。
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