少し前から、
青果売り場に田芹がならぶ。
ずっと以前は
春の芽吹きを土から抜いた、
まさにそのままの状態で
売られていた・・・・のに。
今は、水耕と変わらない姿。
(写真左が田芹 右は庭の芹)
分け入った土をきれいに洗い、
細かな根を落とすのは
ほどほど根気のいる作業で。
その手間が嫌われた結果
だろうと、想像はつく。
八百屋の店頭で
水桶の中で汚れを流していた
いかにも春な姿が懐かしい。
とはいえ、庭を見渡せば。
買い求める必要もないわけで。
ひとつかみ引っこ抜いては
味噌汁に入れ、
煮びたし、辛し和え、などなど。
香りを楽しんだ三月
陽気をあびた葉は力強く育ち、
そんな楽しみもそろそろ終わる。
コメントをお書きください