スタイリストのHさんが、
撮影おやつに差し入れてくれた
芳醇な山形産の果物種々。
その中にあったのが生ナツメ。
乾燥させれば生薬でおなじみの大棗。
私は大棗が体質的に合わないようで
単体で口にすることはほぼなく、
何年も前に作った大棗ペーストは
いまだに冷蔵庫に眠っている。
でも、生のナツメはそんなことはなく。
食べる機会は少ないけれど、
毎回、美味しく頂いており、
食物として頂くのと生薬に加工した物の
作用の違いを実感した素材のひとつ。
スタッフ皆で頂き、
残ったものは、ちみちみと加工。
低糖ジャムと種のリカー漬け。
ナツメは皮が硬く、
果物と同じにはいかないが、
癖もなく、美味しい仕上がり。
ただ、果物というよりは
穀物に近い組成の味わいが印象的。
方剤に多々使われる意義は
こんなところにもあるのだろうな。
なんてことを思った次第。
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