30年前に買ったアラジンの水筒。
20年程前からは、
オールドパイレックスの
パーコレーターで入れる珈琲を
毎日、毎朝、保温してくれていた。
現行品とは微妙に違う格子模様。
それも半ば消え、珈琲色に染まり、
見ての通りぼろぼろ。
保温性も抜群とは言えないが、
カップ2杯ちょうどの容量と
私の手になじむ太さと軽さ。
その煤けた姿。
なにもかもが。
食卓に欠かせない景色のひとつ。
なのに、蓋をひねったとたん、
外側ががぱりん。
経年劣化で、割れてしまった。
それでも、手放せずにいた数日。
暮れの風に押されてようやくお別れをした。
長い時間、ありがとう。
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田中友紀子 (水曜日, 27 12月 2017 10:57)
こんにちは。
懐かしい魔法瓶ですね。
我が家にも先日までありました。
年末の整理で、何年も使っていなかったので、断捨離とお別れしたばかりです。
捨てられなくて・・ずっと眠っていました。
古き良き物が減っていきます。
今は、販売機・コンビニ等があるので、直ぐ飲み物も手に入りますからね・・。
良いのやら・・です。
KIYOMI ISHIZAWA (水曜日, 27 12月 2017 19:37)
こんばんは。
同じものをお餅でしたか。
大きさの割に容量が少ないのですが、
あの頃の水筒はみんなこんな感じでしたし、
何より、可愛くて、大好きでした。
それにしても。
こんな風にペットボトルのドリンクを飲むようになるなんて、
想像もしませんでした。
まあ、便利にはなりましたけど・・・・。