Yさんから、桃が届いた。
今朝までに全てを食べてしまったが(笑)、
果汁あふれ、香り高く、最高に美味。
桃といえば、いつも思い出すこと。
震災の年。2011年の夏。
福島産の野菜や果物が
とてつもなく安い価格で店に並んでいた。
それはそれは大きく育った桃も。
ぎっしりと20個以上も詰まった大箱が、
数百円で店先につみ重ねられていた。
原発事故は今も何一つ収集がつかないが、
あの頃は皆が常に放射能を心配をしていた。
私自身は、作物を食べることに
全く躊躇なかったが、
いつものように誰かに差し上げる事、
これは、さすがに出来なかった。
それなのに。
捨てるように売られている桃が切なすぎて、
毎日のよう買っては食べ、
ジャムやら色々加工し、
毎日、毎日、食べていた。
あれからずっと。
桃を見ると無意識のうちに涙がにじむ。
ま、私の涙なんて大した意味もないのだけど。
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