「食器が売れない」という話をよく聞く。
まあ、昨今、書籍をはじめ、
売れなくなったものはほかにも多々あり、
器に限ったことではないのだが。
少し前のことになるが、新聞記事で、
お子様ランチに使われるような
仕切りのあるプレートが人気だと読んだ。
理由は洗い物が楽だから、だとか。
毎日のことだし、その気持ちもわかる。
クラスや日常で使う古い器や作家の作品は
洗うのにも、保存にも気を遣い、
その上使う器の種類も多いので、片付けるだけでもかなりの時間がかかる。
年に数回しか使わないお重などの漆器や季節の絵付けのお椀になれば、その時間はさらに長い。
それでも、自分が納得した器は、自分の料理の仕上げを支えてくれるようで、
山ほど手元にある今でも、新たな器を手に取り、料理を盛り付けたい欲望が抑えられない。
問題は器の保存場所。今年のゴールデンウイークにこそ、整理整頓をしよう。
・・・・・・・と、いったい何年、心に誓い続けているのやら・・・・・
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