季節を先取りといえば、
最近一年中見かける新生姜。
まあ、収穫したての生姜だと思えば、
あって当然なのかもしれないが。
冬の寒さが残るうちから
清涼感を振りまくその姿を
店頭で見るのは不思議なかんじ。
とはいえ、そういったものがなければ
私たちの仕事は滞る。
仕事を始めたばかりの頃は、そんなものはなく、
産地に無理を言って掘りあげてもらったり、
今はまだ食べられないものを使ったり、
さらには「掲載する一年前に撮影をする」
なんてことも普通にあり、
季節の保存食はいつだって一年前に撮影をするものだった。
今の出版業界はゆったりとした時間を使う余裕は全くなく、仕事の期間が日増しにに短くなる。
スピード感について行けなくなった時が、仕事を終える時期なのだろうなあ。と、思うこの頃。
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