小さな発泡箱で熟成中のシュトーレン。
私のレシピは、一般的なものに比べ、
加える洋酒漬けフルーツとクルミの量が
ハンパない。
さらに、生地の砂糖はぐっと控え、
東京の地粉(中力粉)100%なので、
みしっと詰まった焼き上がり。
手に持てば、ずしりと重い。のが、特徴。
洋酒漬けフルーツは16年程の古漬けと
2~3年の浅漬けを合わせて使う。
ドライフルーツも10年以上漬けたものは
アルコールの力でソースのようにとろけ、こねている間、形を維持できないので、
新漬けを加えないと、焼き上がりにフルーツの食感と彩が楽しめない。
なので、断面はレーズンやプルーンが緩んだ深紫色に点々と染まった生地で不思議な彩。
・・・・・の予定(笑)。
週末集ったドイツレストランのデザートに添えられていたシュトーレンは、
美しい黄金色にフルーツが点々と散る、端正なひとひらだった。
我が家の今年の焼き上がりの姿を想像してしまい、一人、にやにや、わくわく。
熟成期間が味を広げるシュトーレン。さて、味見のカットはいつにしようか。
コメントをお書きください