ピカピカ、てかてかだった銅製のヤカン。
台所に不似合いなほどのまぶしさに記念撮影をしたのだった。
6年半が過ぎ、使いこまれた十円玉の様に、ほどよくにごり、
台所にもしっくりなじんだこの頃。
口の付け根の溶接にかすかな穴が開いたようで、
じりじりと水漏れする。
その上、取っ手の藤も焦げてはがれ落ちつつある。
時間をかけ、ようやく好みの姿に育ったのだから、
修理してくれるところを探そう。
いや、銅ヤカンで沸かす湯はお茶向きでは無いのだから買い替えよう。
と、逡巡。ああ、どうしようか・・・・・・・
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