食べやすく切った筍を鍋に入れ、ひたひたより少なめのオリーブ油を注ぐ。
ニンニク、ローズマンリーなど好みの香りを加えて火にかけ、
ふつふつしはじめたら弱火にし、ゆっくりと油の中で煮るように火を通します。
25分程過ぎ、筍の芯まで油が染み渡った所で塩を加えて火を止める。
粗熱が取れたら清潔な瓶に詰め、鍋に残った油を全て注ぐ。
筍が油から飛び出ていると痛むので、新しい油を注いできっちり覆うのが必須。
蓋をして、余裕があれば煮沸脱気するのがベストだけれど、
しなくとも、冷蔵庫で保存すれば、3か月程度は美味しさを楽しめます。
油の味が要なので、上質な油を選ぶのも要。
油を吸った筍が美味しいのだけれど、油っぽさが苦手ならゆっくりソテーし、
にじみ出た油をふき取って醤油をじゅっとたらし、スダチを絞ればさっぱりいただけます。
瓶に残った筍の香ばしさが移った油はパスタのオイルソースや調味にピッタリ。
季節最後の筍を小さなひと瓶に詰めてみませんか?