海外の様子を見ると。
東京は信じられないぐらい普通な毎日。
そう思っていても
じりじりとたまるストレスを感じる。
週末は食料の買い出しに
いつものスーパーに出ただけだが。
近所のショッピングアーケードは
混みこみだったらしい。
SNSはあまり見ない方だが、
それでもいろんな人が
桜や外歩きの写真をアップしている。
それもどうなのか、
なんて思う自分が嫌で、
見るのをやめた。
料理教室や講習会など、
人が集まる仕事は中止にしたけれど。
撮影等は普通に粛々と行われる。
仕事があるのはありがたいことだ。
でも、会社勤めの友人は
電車に乗るのが怖いと言っていた。
そりゃそうだ。
スーパーのレジ待ちですら
怖いなあと思うもの。
なんだか、いろいろちくはぐ。
何を自粛すべきなのか。日々混沌。
いつもの年なら、
今頃まで、
ちまちま加工を楽しむ庭の柚子。
今年は成りが少なく、
収穫後すぐに作り終わってしまった。
野菜室で保存したものも。
西京味噌に果汁と皮を加えただけの
酢味噌をちょびっと作り。
これで本当に完了。
終わりが全く見えないのが
コロナ肺炎。
ゆるみかけていた気を引き締め。
するべきこと。
しなくてもよいこと。
を、じっくり考えて振り分け。
いつかやろうとため込んでいた、
いや、忘れ去っていた諸々を
するべきことに加えようか、な?
晩白柚は分厚い綿に包まれており、
2か月過ぎても瑞々しく
おいしくいただけたが。
皮はその役目の間に多くの水分を失い。
幾分、元気のない状態。
それでも600g以上あるそれを
ぽいっと捨てる気にはならず。
半量をママレード。
半量はピールに仕立てた。
ママレードはほかの柑橘と同様に
茹でて晒して絞って、の下ごしらえ。
酸味と風味を補うため、
白ワインとメープルシロップでコトコト。
さらに、いったん具を引き上げ、
煮汁だけを煮詰めて戻す。
というひと手間が、
白砂糖を使わない低糖仕様。
もっと早く、皮の風味が残るうちに
調理すれば不溶だったはずの
プラスアルファは、
酸味のクエン酸と、
少ない甘味を絡めるための
ペクチン。
普段はあまり使わない両者。
どうにかこうにか我が家の味。
日々の賄おやつに登場中です。
点々と集まりや仕事が中止になり。
ぽっかり時間ができた三月。
どうせならば、と、
解読に時間がかかりそうな本を
海外から取り寄せたものの。
EMSも滞り気味。
まあ、時間はたくさんある(笑)。
料理クラスも無事終了。
学校が休みになった余波で
牛乳が余っているとのことで。
牛乳消化を組み込んだ献立。
ご参加くださった皆様
ありがとうございました。
暖かさに慣れた身体には
やけに堪えた春のみぞれ。
今日いっぱい寒さは続きそうです。
温かくしてお過ごしください。
晴れ空の続かない3月。
ゆったりのびのび
過ごすべき季節、のはずが。
日本全国、いや、世界中が。
ウイルスという名の
ストレスを背負う今。
振り回されないよう、
心の穏やかさを保つよう、
とまあ、わかってはいるけれど。
平常はどこにどうあったのか。
ちらちらと揺らぎがち。
甘味が増しておいしい柑橘は
その香りが安定を生む力になる。
正月にいただき、
ずっと飾っていた晩白柚に
ようやく包丁を入れた。
厚い皮に守られた実は
一房が手のひらサイズ。
香り高く、みずみずしく。
サクサクと心地よい歯切れ。
全てが、煩雑をなだめれくれる。
香りの源でもある皮は
その芳香を堪能しつつ調理。
この様子はまた次回にでも。
昨年暮れに伺った福山で、
お土産にいただいた米麹。
米は地元産、恋の予感。
だからなのかしら?
その名も「乙女のこうじ」
今年の味噌の冬仕込みに使おうと
楽しみにしていた。
まずは必要不可欠な辛口味噌。
北海道の大豆を使い、半年分。
自分の誕生日に仕込んだので、
来年の誕生日が楽しみ。
そして、先月のブログにも書いた
長らくストックしてしまった
小豆でもすこしばかり。
残った麹は漬物に使おう、
とも思ったのだけれど、
半端な使いかけの赤大豆を発見し(笑)
結局味噌に仕込んだ。
小豆も赤大豆も豆自体に甘味があり、
食べる味噌としてもおいしいだろうなあ。
と、今からわくわく楽しみ。
いつ揚げようか。
ずっと気になっていたのが、
鏡餅の干し餅。
カリカリに干し上げて
いつでもあられができます。
な、状態の冷蔵庫待機も早二か月。
揚げると5~6倍の嵩に膨らむので、
そこそこの量の油が必要。
その上。
ありがたいことに
全くカビることがなかった今年は、
干し餅の量もいつもの倍はあり。
どうせなら一度に揚げたいけど
一度に食べきれるはずもない。
と、揚げる作業に踏み切れずにいた。
揚げてみれば、
そんなことは全くなく。
ポリポリ、ポリポリ・・・・。
この手が止まらない。
スタッフも、カリカリ、カリカリ・・・。
あっという間に空になり。
ちょっと胸焼け中ではあるけれど(笑)
おさがりのおいしさを堪能。
ごちそうさまでした。