ファスナー付き保存袋。
自然に帰らない使い捨て袋を
気軽に使うことに、
少し前までは
小さな罪悪感が伴っていた。
・・・・はずなのに。
細々な野菜を漬けたり、
諸々を保存するのに、
無くてはならない
道具のひとつになってしまった。
じっくり考えれば。
やはり使わずに過ごしたい物で。
でも、少量の薄味漬け物作りには
変わるものがないほど便利で。
でも、どうにかしたいなあ。
と、でも、でも、が反復するこの頃。
袋漬けに代わる
100gの小さな重し毎、
重ねられる小さな保存容器。
あったらいいなあ。
梅干しを仕込もう。
と、いつものマーケットへ。
並んでいたのは立派な南高梅と、
キシっと硬い大粒の青梅。
う~ん・・・・。
大粒はジューシーで薫り高く、
そりゃ美味しいのだけど。
梅干しとして食べるには
ちょいとばかり大きすぎる。
この辺りではS、Mサイズは、
シーズン終わりに並ぶので。
待つしかないなあ。
と思いつつも香りが捨てがたく
ジャム用に1㎏だけ購入。
ずっと気になっていたのに
仕込みに時間が必要で
横目に見ていた実山椒の大袋。
梅干しがまだ仕込めないのなら、
と、勢いで購入。
我が家では大量消費はしないので、
漬けるのは三年毎。
塩漬けとピクルスは室温保存なので
それぞれ200gほど漬け、
辛味が残る間、三年程楽しむ。
麹漬け、ペーストはそれぞれ100g。
半端物でドレッシング。
これらは冷蔵庫保存。
下処理に時間がかかり。
休日のほとんどが消えてしまったけど。
ピリリとした香りに包まれて
妙に、すっきり、しゃっきり(笑)
さて、さて。
梅を取り逃がさないようにしなくちゃね!
ずっと、ずっと、欲しかった
アラビアジャスミン(茉莉花)の苗。
ま、欲しいといっても。
ネットで取り寄せるほどの情熱はなく。
ふらりと出会うことがあったらなあ。
と思い続けていた、そんな程度。
この春ようやく出会い、
プランターで育成中。
いずれ地植えし、
ジャスミン茶を仕込むつもり。
今はまだ数えるほどの蕾だけど。
開花した花の香しさは秀逸で。
思わず、落花前に摘み取り、
お茶に浮かべ、残り香をいただく。
花を添える、との言葉通りに楽しい。
春から、中医学の勉強の時間を増やし。
疲労が蓄積した頭も
華やかな香りで癒される。
記憶は香りとリンクさせると効率がよい。
なんて話をずいぶん昔に効いたけど。
記憶力が向上しそうな、
気が・・・・・する・・かも?
梅干しをつければ、梅酢ができる。
塩っぱくて、酸っぱくて。
その上かなりの量。
若い頃は、使いあぐね、
処分することもあったのだけど。
いまとなっては、
無くてはならない調味料。
一年で食べきれるように
梅漬けの量を減らし始めたここ数年。
梅酢の量もそれなりになり。
持て余していた頃が
懐かしいという、わがままな想い。
さて、最近のはな。
びびりっぷりは相変わらずだけど
夜の散歩が大好きになり。
少しずつ、ちょっとずつ
外を楽しむようになっている様子。
外へのあこがれは成長に必要だから。
怖いこともあるけれど。
楽しいこともたくさんあるんだと、
学んでいってほしいなあ。
梅雨とは言え。
東京の雨降りはほどほどで。
清々しさもほどほどある六月。
ベランダ程度の広さしかない庭は、
雑草と呼ばれる草たちが
あきれるほど元気いっぱい。
隙間に育つハーブたちもそれなりで。
一年で最も昼が長い季節だと実感する。
そんな景色。
たくさんのハーブを植え、
摘み取り、干して一年楽しむ。
なんて理想とは程遠い現状だけど。
毎日、ひとつかみ収穫しては
その香りを満喫。
遅ればせながら花もつき。
清涼に華やぎが加わった。
滞りを動かす香りの力を実感する日々。
水無月の養生クラスも無事終了。
レシピ構成を
料理クラスと同じにしたのには
色々な理由があるのだけれど。
「自然の流れを味方につける」
ことが養生の第一歩だと考えたら。
旬の食材を使えば
自ずとその季節の糧になる。
・・・・はずだから。
と言いつつも、
薬膳ベースの養生クラスでは
少しばかりの変更はあるだろう。
と、思っていたのだけど。
養生用のテキストを仕上げてみれば。
何一つ変更する必要もないのだなあ。
なんてことをここ数か月感じている。
手間をかけすぎず、シンプルに。
全てがこんな風ならいいのだけどね(笑)
久しぶりのパンクラス。
パンクラスと言いつつも、
ご飯を炊く代わりに
パンを焼くだけで。
料理クラスには変わりなく。
いつも通りといえば、いつも通り。
ただ、参加する皆さんが
いつもに増して
汗を流すことになるのだけど(笑)
パンの面白いところは、
発酵時間、型を替えるだけで
その趣が大きく変わるところ。
さらに言えば、
水分量が異なるだけで、
全く違うパンに仕上がる。
粉、イースト、塩、水。
たったこれだけの材料なのに、
その変化の姿は限りない。
さて、次はいつにしましょうかね。
合い間時間に作る保存漬け。
ここ数年、漬ける分量を
できる限り減らし続けている。
長期保存する、古典的な保存漬けは
できれば室温保存したい。
そのためには、ほどほど量があった方が、
漬けやすいし、失敗しにくい。
でも、食べきるのに苦労するのも、
本末転倒だよなあ、と。
差し上げるものはそれ用に。
自家消費用もそれなりに。
小さく頭を使うものなかなかに楽しい。
菓子型もそうだったけれど。
保存漬け容器も
大きなものは使わなくなり。
それでも、一つ一つに愛着があるので
ストック食材入れとなりつつある。
いろいろ、あれこれ、変化する年ごろ。
お菓子作りは、ただただ楽しい。
ま、お菓子とは言っても
私の場合は、あくまでおやつの範囲。
作るのはもちろん、
食べる事でも疲れない。
今の体調に寄り添うものが、
理想なのだけど。
お菓子の場合、レシピの定番から
ちょいとでも離れると。
上手くゆかないこともままあり。
それもお菓子作りの楽しみのひとつ。
増えに増えた菓子型を整理整頓中。
大きな型は多分もう使わないから。
最後にあれこれ焼いて、処分。
型が変わるだけで
仕上がりが大きく変わるのもお菓子。
手元におきたい気持ちはやまやまだけど。
少しだけ、がんばって決断。
長い間、ありがとう。
ここ数年、梅は和歌山の生産者の方から
直接送っていただくのだが、
怪我を負い、今年の収穫はないとのこと。
早く良くりますよう、お祈りしております。
梅漬けは実成に合わせ、ひと月程の間
小梅、青梅、完熟梅の順に仕込む。
まずは、カチッと硬い青梅で、
カリカリ砂糖漬けと青梅ジャム。
いつものマーケットで物色中、
大粒で色濃い理想的な青梅が目に入り、
手に取ってみたら、やけに傷だらけ。
これはないなあと思ったけど
梅の中で一番高値なのがひっかかり、
よくよく見れば。
今年の雹で傷ついたものだとか。
はっきり言って、売りにくい物だろうに
よくぞ仕入れてくれたなあ、と、
このマーケットへの愛が深まった次第(笑)
梅漬けの本をいつくか出しているけれど。
枕詞のように「傷のない物を選ぶ」
なんてことを書いている。
実際ははじいた方が良い傷と
そうでもないものがもちろんあり。
さらに作るものにもよるわけで。
この梅も、姿を美しく仕上げたい、
甘露煮などには向かないが。
ジャムやシロップ、梅酒なら何の問題もない。
でまあ、早速のジャム作り。
100%自家消費用なので、
色はくすんでしまうのだけど。
昨年仕込んだ黒糖梅シロップで
かなり控えめ甘さな仕上げ。
今は、甘いドリンクも口にしないので。
梅シロップは毎年仕込むものの
こんな加工や菓子作りに使うのが常。
この青梅、来週も手に入るようなら、
クラスでも作りたいものだけど
季節の実りは出会いの物だから。
どうなるかしらね。