煮魚の翌日に
おからを炊くように。
おでんの翌日は
煮汁で炊いた茶飯。
大根の気配はそこはかとなく。
タコの潮気もひっそり。
ゴボウの土の香、
お揚げの香ばしさ。等々。
おでん汁ならではの混沌さで、
ご飯だけで完全無欠なおいしさ。
まあ、それはそうなのだけど。
今年最後の撮影も無事終わり。
冷蔵庫を片付けるべく、料理。
隅々まですっきりしたところで、
お楽しみのお節作り。
さてさて、買い出しはいつにしよう。
整理整頓。不用品の処分。
しなくちゃいけない、師走。
いや、年ごろ。
・・・・・なのに。
必要でもない、
遊びの道具を買ってしまった。
業務用の小さなおでん鍋。
ガスにつないでただ
煮る、温めるだけのもの。
なんで欲しかったのか。
自分でもよくわからないのだけど。
どうしても欲しくなってしまい。
便利なネットの道具屋さんで購入。
そして、即おでん屋さんごっこ(笑)
いやあ、楽しい!!
そして美味しい!!
いや。でも。でも・・・・。
この先、いったい
何回使うつもりなんだろ、私。
それよりなにより、
どこにしまうつもりなんだろう・・・。
先週後半、
薬膳講義のため、出張。
200名弱の方を前に、
2時間ぶっ通しで
話し続けたのだけど、
どこまで伝わっただろう。
会場の様子がわからず、
とりあえずパワーポイントと
テキストを準備。
パワポには300ページ以上の
データを詰め込み、テキスト作り。
疲れたけれど
久しぶりに面白い作業だったなあ。
眠くならない前半は
中医学の基本をさくっと。
疲れてくる後半は
おなじみの栄養学と絡めつつ、
料理レシピを中心に。
なんて考えていたのだけど。
はなし始めてみると
2時間は短く、あっという間。
とはいえ、
聴いている方々にとっては
充分すぎる長い時間。
だっただろうなあ・・・。
わたりやすく伝える言葉を
もっともっと見つけなくては、
と、思った一日。
あまりにさむがりなはなに、
ベスト式のハーネスを新調。
最初は着るのを嫌がり、
固まっていたが、
2日程で慣れた様子。
四歳を過ぎたはなだが、
この1年程、徐々に怖がりが増し、
一時はまともに散歩もできなかった。
無理やり連れ出しても、
泣き叫んで駆け戻る始末。
保護犬のトラウマもあるのかも。
とも、思ったけれど。
子犬の頃から我が家で育ち、
いじめられることもなく、
人も犬も大好きで
明るい性質に育った。
そう見えていたのに、
怖がりがどんどん酷くなる一方。
あれこれ試しても効果がなく、
どうしたものかさんざん考えて
漢方治療をすることにした。
エキス剤を毎日の餌にぱらり、と。
3か月が過ぎ。
嬉しいことに異常な怖がりは収まり、
毎日の朗らかな散歩が復活。
薬も終えることができた。
犬にどんな反応が出るのか心配もあり、
穏やかな方剤を選んだので
ここまで改善するとは思わなかった。
ほんと、漢方って不思議。
パソコンに向かう気力がなく、
ブログも滞り気味な最近。
寒さに縮こまっているうちに、
新刊が刷り上がりました。
揺らいだ体調を立て直す助けに、
是非使って頂きたい一冊。
薬膳の知恵をベースに、
いつもの食材で作れる、
普段のおかずにおいしい、
作り置きスープとポタージュ
ドリンクの本です。
専門用語は使わず、
できる限りわかりやすく、
細かな材料の解説を付け加えました。
140ページ以上の厚みですが、
A5版という小さめの判型なので
台所のいい相棒になってくれる、はず。
私がぐずぐずしている間に、
嬉しくも重版が決まりました。
さらに、とてもありがたいことに、
蔦屋二子玉川店では
パネルでも紹介してくださっています。
そろそろ各書店に並んでいる頃です。
是非手に取ってご覧ください。
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