今日で一月も終わり。
年末年始の休みの間にしたかったあれこれ。
中でも、特にHPを手直ししたかった。
・・・・・のだけど。
御覧の通り何も手付かず。
いつになったらできるのやら・・・・・。
庭の柚子は鳥が啄ばんだものは
そのまま枝に残した。
鳥たちはほんのひとつつきずつ、、
次々に味見をするぜいたくな食べ方をする。
でも食べ残ししかなければそれを食べるようで。
ふと見れば、皮までほぼきれいになくなり、柚子の木から黄色の彩はなくなっていた。
日陰の小さな庭だけど、雀、メジロ、ヒヨドリ、シジュウカラ、カラスや山鳩、
華やかなインコまで、多くの鳥が顔をみせてくれる。
メダカの水たまりで水浴びをし、枝の虫を捕まえ、金柑を狙い、冬でもそれなりに賑やか。
いまだに加工のひと手間すらできていない段ボール箱の柚子を見て、
鳥たちのためにもう少し木に残しておけばよかったなあ、とちょっぴり反省した今朝。
出張で伺った当日の夜、
食事を共にしてくださった方が、
帰り際に「ホテルで飲んでね」と下さったのは
見目麗しいミカンのジュース。
自ら育てたミカンを絞り、
冷凍保存しているのだそうで。
ミカンをそのまま頂いているような、
濃厚で、フレッシュなおいしさ。
スタッフ皆でいただく昼食時には
手作りの漬け物や甘露煮が並び、
どうやら私はがつがつと食べていたようで(笑)
好きそうだから、と自家製の漬け物や切り干しをくださった方も。
出張へ出ると、
皆さんがたくさんの楽しみをくださる。
写真は、1㎝ほどの小さなお猿さんが
南天の枝に9匹並び、
苦難が去る(猿)という、愛らしい手作り品。
つまみ細工というのだろうか、
ちょうど真ん中を糸でかがってあり、
私にとっては、
ひとつまみですら気が遠くなるような
細かな作業。
皆、私よりずっとお姉さんで。
この仕事を受け始めた頃、
私とは比べようもないほど長く家庭を持ち、
家族の料理を賄い続けて来ただろう
経験値の長い方たちに
私は何を伝えられるのか、
と、随分考え、結局答えは出せず、
迷いながら仕事をしていた。
今も答えは出ないが。
それではどうにもならないので、今できる精一杯のことをするだけという、
仕事の基本に立ち返って臨むしか術はなく。そのためにも勉強を続けなくちゃなあ・・・・。
1月に入ってから、バタバタで。
落ち着きを取り戻せないまま、
久しぶりの出張へ、尾張まで出かけた。
彼方此方で、被害を広げている今年の雪。
車窓から見た富士山は、裾の方がまだらで、
地域によっては
さほどの降雪でもないのだろうか。
現地は身を切るような冷たい風が吹き、
一時は雪も舞い、冬らしさを堪能。
雪風が過ぎれば、眩しい青空が広がり、
寒さは一層厳しくなってはいたが、
澄み切った空気が最高に心地よい。
戻ってみれば、東京もかなり寒いが(笑)
澄んだ空気とは縁遠いが、
自分の家はほっと落ち着く。
頂いたお土産を眺めながら、
一期一会の仕事を楽しく思い返し、
明日の仕事の準備を始めましょうかね。
食品乾燥機を買ったのは、
もちろん乾燥させたいものがあったから。
でも、冬はざるに広げて外におけば、
何でも、程よく乾く。
野菜や果物は、
お日様と風の力があるなら、
電気の力を借りるまでもない。
でも、肉や魚は気温が低く、
風が吹かないと難しい。
もちろん、はなのおやつも(笑)
鏡餅もお日様の下、3日でカリカリ。
これで、シリカゲルと保存袋に入れておけば数か月は保存できるし、冷蔵庫ならなおさら。
とはいえ、御下がりだから。早く食べなくちゃね。
食品乾燥機。
届いてからはやひと月がたつというのに、
とりあえず、箱から出したまま。
何はともあれ、乾燥させてみようと、
収穫してから手つかずの庭の柚子と
頂き物の国産レモンをスライス。
厚めに切ったので、
かりんコリンにするには
10時間ほどかかったが。
見目麗しい乾燥具合。
茶剤の加工にはもってこいだな。
乾燥している間ほんのり食材の香りが漂う。
いずれ、はなのジャーキーも作るつもりだけど、いつになることやら・・・・
年に1度、1月の定例になっている
仕事仲間との食事会。
ずっとずっとしゃべり続け、食べ続ける。
料理関係の仕事仲間は、
食べるのがハンパなく早い。
「随分食べる量が減ったよね」
なんて言いながら、
フルスピードで器を空にしてゆく。
満腹になって終了したところで、
アイスクリームが食べたくなり。
近所を検索して見つけたファミレスへ。
この手の店に疎いこともあるけど、誰も知らないチェーン店で。
恐る恐る入ってみれば、ひとであふれかえり、それはそれは賑やかしく、広い店内。
そういえばファミレスってこんな感じだったなあ、と、懐かしくもあり。
小さなパフェで満腹感の上書きをして、きつきつのウエストで帰宅(笑)
ちらちらと小さな氷粒が落ちたけれど、
積雪とまではならなかった東京。
それでも、風は冷たくて痛いほど。
電動自転車に調子をよくしていたら
耳がちぎれそうに冷たくて、
ニットの帽子を久しぶりに引っ張りだした。
数年前、気に入って買ったはずなのに、
いや、これが、何とも似合わない(笑)
なんだかなあ・・・・・。
大寒が過ぎ、最も寒さが厳しい時期。
どんなごちそうより、湯気がおいしいく。
朝も昼も、夜も。粥や汁、煮びたし、煮もの、などなど。何かしらが土鍋で登場する冬の終わり。
考えてみれば、この土鍋との付き合いは25年を過ぎた。
物足りなく感じていたサイズ、野暮ったく思えて好みでもなかった外見。
今では我が家の食卓にしっくりなじみ、いい風情だなあ、と。
時を重ねることがすべてではないけれど、力の一つではあるよね。
お節作りの出し殻や切れ端の始末。
味付けや詳細は変わるけど、
毎年ほぼ同じ内容なお節だから、
始末すべきものもほとんど同じで、
結局、作るものもほぼ同じ。
お節は時間で仕上げなくちゃいけないから、
作っている2日間はあわただしく、
始末の料理は、あれこれ深く考えず、
過去の記録通りに作るのが楽、
でもあるのだけど。
出し殻佃煮を数日前に食べたら
「これは佃煮じゃないだろう」てなあっさりした仕上がりだった。
そういえば、今年は昆布巻きの仕込みを減らし、かんぴょうが随分残り。
煮しめに入れてもまだ残り、昆布やシイタケの軸と薄味に炊いたことを思い出した。
作ってから日をおいて食べると何かと新鮮で(笑)
薄味ってやっぱりおいしいなあ。と、我ながらしみじみ。
作ったときは長く保存できないと思ったけど、結構日持ちしたのにもびっくり。なるほどねえ。
私は試行錯誤するのが好きで、
失敗するのが面白い。
そして、それをともに楽しんでくれる
家族や仕事仲間がいるのが幸せ。
へんてこりんなものができても、
笑いながら試食をしてくれ、
それが新しい味やレシピにつながる。
さて、何を言いたいのかといえば、
養生クラスの編成を考え直そうと思い、
1、2月の募集を停止させていただきます。
HPを作ったのと同時に
始めた料理クラスも、
集って下さった方たちの希望を聞きながら
大なり小なりの変化を遂げ、
私のクラスなりのスタイルが
出来上がったように思います。
養生クラスも、再度、あれこれ試行錯誤し、
早くて3月、遅くとも4月の第4週から、
仕切り直した新しいクラス編成で始めます。どうぞよろしくお願いいたします。
暮れに買ってしまったもの。
食品乾燥機。
本当に買いたかったのは、
乾燥機付き洗濯機だったのだけど。
もう何か月も迷い続け、
いろんな人に話を聞き、
ネットでも情報検索してるうち、
洗濯機はどうでもよくなってしまった。
あ、いや、20年も使っているから、
買い替えが必須なことに間違いはなく。
ただ、はっきり言えば、
決め手が見つからず、現実逃避した結果(笑)。
便利な世の中で、ほしい物は頼めば即届く。
なのに使うべき時間が取れず、今は、ただの場所取りと化している。
作りたいもの、試したいものはあれこれ、あれこれ。あ~~、早く使い倒したい!!
阪神大震災から22年。
その朝、東京では揺れを感じず、
テレビを見る習慣も、
ラジオも聞く習慣もなかったものだから、
何も知らずに撮影に出かけ。
行った先でテレビがついていて、
初めて知ったのだった。
時を追うごとに被害の酷さが想像を超え、
撮影スタッフ皆が、徐々に無口になり、
語る言葉を失い、
早く家に帰りたいと切実に思ったのを
思い出した。
東北大震災、鹿児島地震もあり、
日本に住む限り避けようがないと思いつつ。
明日は我が身と思いつつ。
何をしたらよいのか、できるのか・・・・。
はなは地震が怖く、わずの揺れで逃げ惑い、
私はそんな小さな命を落ち着かせる術すら、いまだに持つことができていない。
本当に、何をしたらよいのだろう。
鏡開きの日取りは地域によるそうで。
子供の頃、剣道を習っていた場所では
11日に道場で汁粉がふるまわれ、
寒稽古の唯一の楽しみだった。
我が家は15日にお供えを下げるのが習慣。
東京のように各地から人が集まる街では
隣家と違っても不思議ではない。
お供えはその日に頂くのが本来だが、
カビを取り除き、小さく割って干し、
来週あたり、おかきに仕立てる。
数年ぶりの寒気だとか。
東京は年明けからずっと暖かだったので、
寒いとは言っても
ようやく冬らしくなった程度。
・・・・いや、やはり寒い・・・・・。
寒がりのはなは、
真夏以外、布団に潜り込んで寝る。
意識しての事かどうかはわからないけれど
自分のベッドでも
なぜか上敷きの下に入り込む。
部屋を見回してもいないなあというときは
たいていここに潜り込んで、見えなくなっている。
でも陽が上ってきたらすかさず日向に移動。お日様の力以上の暖かさはないかもね。
あれこれ考えていても時間はできないので
庭の柚子を収穫。
随分と鳥につつかれていたけれど
それでも十分すぎる収穫。
いや、さて。
いつ加工したらよいのやら・・・・
先週、面白いなあと思ったのが
「新しい臓器発見」のニュース。
腸を腹腔内後腹壁につなぎとめる膜。
二重構造で、腸間膜と呼ばれるもの。
今までは断片的組織と思われていたのが、
どうやら連続して存在しており、
臓腑の一つとして認められたとか。
臓腑となるとその働きも当然あり、
それはこれからの研究によるのだとか。
何が面白いって、
ダ・ヴィンチの解剖図が正確だったこと。
近代医療では、さんざん解剖もして、
そのうえで見つけることもできず、当然、その働きすら解明されていないということ。
誰もが視野は広く持ちたいと思いつつ、見たいものしか見えないのも人間だから。
人の体はひとつの整体としてみるべきという中医学の考え方を忘れずにいたいなあと思った次第。
庭のゆずが熟し、
そろそろ収穫しなくては、と思いつつ
日延べしてしまうのは毎年のこと。
小さな木に結構な量が実り、
加工する時間の算段をしてから
収穫に臨みたいのだが、
1月は何かと忙しい。
ゆずが熟すとたくさんの鳥がやってくる。
ある朝、ギャー、ギャーと
あまりに賑やかなので、見上げると。
隣のアパートに碧美しいインコの団体。
ペットが野生化するという典型的なパターンで増殖中のワカケホンセイインコ。
東京にはいくつかねぐらがあるようで、我が家の周りでは数十羽の群れをよく見かける。
ヒヨドリほどの大きさで、ゆずの木に入り込むことはないようだけれど、
桜の季節には一心に花を啄ばみ蜜を吸っているので、甘露好きかな?
熱帯の鳥が生きてゆけるほど、東京は暖かく、いや、熱くなってきているのだろうなあ。
新年が明けても、相変わらず、
我が家へ来る人へ激しく吠え続けるはな。
吠えるといけないことは学んだはずだけど、
どうしても止まらない。
外ではあきれるほど愛想がいいのに
何故なのかなあ。
散歩ではあちこちに
仲良しのおばちゃんがいて
ちらりとでも見えようものなら
猛ダッシュで駆け寄り、
飛びつかんばかりにしっぽを振る。
そして、なんと今朝は一人のおばちゃんから手作りのおやつをもらって帰ってきた!!
鶏肉と魚をゆでたもので、丁寧に割いてある。
「私から上げるより、おうちでね」との一言があったそうで、何ともありがたいこと。
うちに来た人からはおやつすら受け取ろうとしないはな。
「外と内で会う人に違いはないんだよ」と、どう教えたものかなあ・・・・・・
鏡開きには早いけれど、
いつもの和菓子屋のおいしい粟餅で汁粉。
「はぁ~、正月も終わったな・・・・」
としみじみ感じる恒例行事。
とっくに仕事始めはしているけど、
汁粉を食べるまで
地に足がついている感じがしない。
長年の習慣とは不思議なもの。
休日返上で原稿書きにいそしんでいたのに、
半日分の原稿が行方不明!!!
余りのショックに暫し茫然。今時そんなことあるはずない、と、探し、探し・・・・・
探し疲れて結局新たに打ち始めた。
途中で何度かシャットダウンしていたので、相性の悪い文書だったのかもなあ。
と思いつつも心底疲れた・・・・・・本気の仕事始め・・・
久しぶりの北京中医薬大へ学び初め。
ずっと気になっていた先生のクラス。
中医学を学び始めた頃、
この先生の授業を受けていたたらなあ
と思うほど、わかりやすく、
何より楽しい講義。
なのに・・・・
午前中2時間弱という短さに、
少々物足りなさを感じたのも正直なところ。
質問したいことがいくつもあったのだけど
初めてのクラスではそれもなかなか・・・
受け止めきれない知識を一気に浴びせかけられ、
授業が終わるたび、ぐったり消耗した教授の授業が懐かしいなあ、と学校を後にした。
とはいえ、今となって丸1日の授業を消化できるか否かは微妙なわけで。
何にせよ体力だな・・・・という毎度おなじみの結論。
結婚以来、元日、2日は、
実家へ新年の挨拶へ行くのが決まり。
はなは子犬の頃から車が苦手で、
怖くて怖くて仕方がないらしい。
乗るのにも激しく抵抗をし、
乗ったら乗ったで、ぶるぶる震え、
しまいには戻してしまう。
無理に車に乗る必要もないのだろうが、
共に出かけるためには
慣れてもらわなくては仕方がない。
今までの最長乗車記録は実家への道のり。
(と言っても1時間程度の短距離だが)
今年はどうにか戻すことなく行き来できた。
15分ほどのでもダメだったので、
私としては妙な達成感(笑)。
少しは慣れてきたのならうれしいのだけど。
はっちゃけている割にナイーブなはな。
いつもと違うこと尽くしの新年の行事にぐったり疲れていた様子だけれど、
今朝は普段通りの元気が復活。一晩寝ればすべてがリセットできる、パワーがうらやましい。
今年のはなもよろしくお願いします。
ほわんと穏やかな正月。
ふと思いつき、お節を食べる新年会を。
帰省しているだろう皆に、
新年早々電話するのはばかられるが、
メッセージやラインならなんてこともなく。
「今日の午後空いてる?」と。
何とも便利な世の中になったこと。
楽しい一夜は、仕事始めへのアクセル。
年々、落ちる一方のスピードだけど
今年も頑張ろう!と仕切り直し。
今年のおせちは一段と薄味になり、
両親のためといいつつ、我が身にもしっくりなじんだなあとしみじみ。
皆と笑いながら食べ続け、無事に三が日でおせちも終わり。さて、仕事。
<以下、今年の年末の自分への記録>
祝い肴
黒豆とちょろぎ・ごまめ・ゆず香栗きんとん・たたきゴボウ・伊達巻・数の子・豚肉と生姜の昆布巻き
口取り・酢の物
こはだの粟漬け(市販品)・タコの柔らか煮・いくらの醤油漬け・筍土佐煮・柿なます・菊花カブ・菜花の辛し和え・プチヴェールのだし浸し・栗の渋皮煮・庭のゆずのコンポート
焼き物
煮豚・鶏むね肉の赤ワインハム・牛たたきの生姜醤油
煮物
冬菇とこんにゃくの醤油煮・レンコンとゴボウの白煮・梅ニンジンの出し煮・やつがしらの白煮・高野豆腐と結びかんぴょうの薄味煮・慈姑のクチナシ煮・紅白梅麩と手まり麩の薄甘煮・花びらユリ根・牡丹ユリ根・きぬさやの青煮